東村山市立東村山第一中学校
校長 深谷恭司 先生

地域社会の一員として、生徒一人ひとりが
信頼され活躍できる学校「東村山市立東村山第一中学校

鉄道網の発達から都心へのアクセスが良好になり、ベッドタウンとして開発が進められた東村山市は、都内でありながら人と自然との距離が近い環境が魅力的な街です。そんな閑静な住宅街に佇む「東村山市立東村山第一中学校」は、革新的でユニークな教育を展開しています。今回は、2016(平成28)年度から着任された深谷恭司校長先生に、学校の歩みや特色などについてお話を伺いました。

まず、創立からの今日までの歩みを教えてください。

東村山市立東村山第一中学校

本校は1947(昭和22)年4月、「東村山町立東村山中学校」として設立され、2016(平成28)年度で69年目を迎えました。私は以前、副校長としてこちらに勤務していたのですが、今年度から16代校長に赴任いたしました。
全校生徒382名(平成28年度)、東村山の東にあることから“東中(とうちゅう)”の愛称で呼ばれています。校地は約8,000坪あり、南側には野火止用水が流れ、クヌギや松の林が広がる緑豊かな当時の面影をたくさん残しています。

東村山市立東村山第一中学校 深谷恭司校長先生

教育はもちろんですがスポーツも盛んな学校で、女子バスケットボール部は全国大会出場の実績もあります。本校の在校生・卒業生がさまざまな分野で活躍の場を広げています。また、卒業生ではございませんが、現在テレビ等で活躍されている教育評論家の尾木直樹さんは、教員時代に本校に勤務していたこともあるんですよ。

貴校は教育コンセプト『育む・伸ばす・豊かな心』とスローガン『高めあう生徒・教師 活力ある学校』を掲げていますが、具体的にはどのようなことを実践しているのでしょうか?

東村山市立東村山第一中学校

本校では、確かな学力を育むには学習指導の充実が不可欠と考えています。その為に基礎・基本の確実な定着を目指し、一人ひとりに応じた学習指導を行っています。特に数学と英語は、東京都も推奨している少人数習熟度別授業を取り入れており、習熟度別にきめ細かく学べるよう「基礎」「応用」「発展」の学習に分けて、2クラスを3つに分けて指導しています。

一斉授業ですと教師の目が一人ひとりに届かなかったり、生徒によっては「解らないところ」がそのままになってしまったりするのですが、少人数授業を取り入れたことにより生徒は板書を書き写すだけの“お客さん”状態にならず、前向きに授業を捉えるようになりました。
耳から入るだけの一方通行の授業ですと、理解に時間がかかってしまうと「わからない」イコール「つまらない」と生徒は感じてしまうので、個々の視覚に訴え記憶に残りやすい授業を取り入れて「わかる」が「楽しい」になるように指導しています。このような「授業のユニバーサルデザイン化」は、教え方によって多くの生徒の学習や理解の向上につながるものと本校は考えています。

東村山市立東村山第一中学校

また、入学後1年生全員は私(校長先生)と面談をして、特別に支援を要する生徒には教員のサポートをして、子どもたちの育成に貢献する教員サポーターによる対応をしたり、一人ひとりに応じた教育相談・生徒指導も徹底して行うなど、「いのちの教育・心の教育の充実」に力を入れています。
さらに生徒には授業の最後に5分間の「ペア学習」を取り入れています。これは今日受けた授業についての内容を二人ペアで質問し、確認し合って、何を学んだのかをしっかりと整理するのはもちろん、コミュニケーション能力やお互いの意識の向上に役立たせる為に行っています。

東村山市立東村山第一中学校 廊下

また教員の指導方法も特徴的でして、「教員相互観察」を導入しています。例えば体育の教師が数学の授業を参観するなど、他教科教師の授業の良いところなどを参考にしたり、意見交換したりして、より分かりやすく工夫を凝らした授業ができるように、教員側からもアプローチして改善できるように努めています。
そして生徒と保護者にはアンケートを取り、実際に授業を受けている生徒の意見、そしてその保護者の声に耳を傾けて実際の授業に反映し改善するようにしています。本校スローガンに掲げたとおり、生徒と教師がともに高めあって活力のある学校になるように、学校全体で取り組んでいます。

貴校ならではの特徴のある設備などがございましたら教えてください。

東村山市立東村山第一中学校

本校では生徒の自主自立の為、生徒一人ひとりが信頼されて活躍できるように、私服での通学を認めていることです。これは東京都内では数校しか認めていない珍しい規則です。今から20数年前に生徒会が動き、本校で私服が認められるようになりました。

 

東村山市立東村山第一中学校 グラウンド

特徴的な設備は、やはり本校のグラウンドですね。グラウンドの大きさはびっくりすると思います。野球部とサッカー部が一緒に練習できるくらい広大で、生徒たちは皆、伸び伸びと体を動かしています。
また設備ではないですが、本校の校歌が特徴的ですね。校歌では珍しい混声四部合唱で歌うので、その特徴と美しさから大変話題になりましてNHKから取材を受けたこともありました。

特に活発な課外活動や、特色のある催しなどはございますでしょうか。

東村山市立東村山第一中学校

現在全校生徒の40%くらいがボランティア活動に参加して活動しています。ボランティアの種類はさまざまでして、小学校の運動会や地域の祭り・行事のお手伝い、青少年対策委員会のお手伝い、老人ホームでのお話、活動など多岐に渡ります。

 

東村山市立東村山第一中学校

本校の生徒たちを地域で知って欲しい、地域で育てて欲しいという願いもありますし、困った人がいる時にさっと手を差し伸べられるような、皆に優しくできる人に育って欲しいと思いまして、本校ではボランティア活動を推奨しています。地域社会の一員として、生徒一人ひとりが信頼され活躍できる学校になるよう努めて参ります。

深谷校長先生が教育や、子どもたちと接する上で大切にされていることを教えてください。

東村山市立東村山第一中学校

これは子どもたちに限ったことではありませんが、まず誠実に人に接するということ、人として信頼されることはとても重要だと考えています。これは以前、私が生活指導に携わっていた時から感じていたことです。
教育するのは人です。信頼されずに教育することはできないと思っています。相手を好きにならなければ相手は自分を好意的には見てくれない、好意的に見てくれなければ話は入っていかない、そう考えています。

東村山市立東村山第一中学校 体育館

また話を聞く姿勢も大変重要です。私は、相手が来たらまず笑顔で対応をして相手の目を見て話をするように心がけています。こちらの思い込みや先入観で話を聞いたり話をしたりせずに相手の話をしっかりと聞くように努めています。
子どもたちの輪に積極的に入ってコミュニケーションをとることも大事ですので、自ら部活動ではバレーボール、野球、サッカーなど休日に欠かさず応援に駆けつけていますし、今後も全部の部活動の応援に行きたいと思っています。吹奏楽部の演奏会にも同行しようと思っています。

地域や近隣住民との交流や協力体制はいかがでしょう?

東村山市立東村山第一中学校

先ほどお話ししましたボランティア活動の件にもなるのですが、本校では「富士見町体力づくり推進委員会」と連携して、積極的に地域との交流をはかっています。
町内運動会やボランティア活動などに生徒たちは参加しています。親子で参加できるイベントも多いので保護者と一緒に地域交流を深める生徒もいます。

東村山市立東村山第一中学校 グラウンド

また、本校は大規模災害時の地域の避難所に指定されています。緊急時に混乱することなく、瞬時に避難所として開設できるように、市の防災安全課と連携して整備を進めています。学校も生徒一人ひとりも、地域にとって欠かせない存在でありたいと思います。

 

深谷校長先生が思う、東村山市富士見町エリアの魅力について教えてください。

東村山市立東村山第一中学校

都心からすぐという立地なのですが、自然が多いのがとても魅力です。カブトムシやクワガタムシも採れますので子どもは大喜びですね。空堀川では鷺が飛んでくることもありますので必見ですよ。「東村山中央公園」は広くて遊具もありますし、ボール遊びも気兼ねなく楽しめるオススメの場所です。休日はいつも親子連れで賑わっています。

東村山駅

また閑静な住宅街が多く自然のなかでゆっくりと生活できます。このように自然を満喫できる街ですが、市内にはJR武蔵野線や西武新宿線の駅が多くあり2、30分で都心にアクセスできるので、通勤や買い物にも大変便利です。
ここは住民同士気さくに挨拶を交わせるような暖かい人たちが多いので、子育て世代や新しい住民の方も住みやすく快適な街だと思います。

今回、話を聞いた人

東村山市立東村山第一中学校 深谷恭司校長先生

東村山市立東村山第一中学校

校長 深谷恭司 先生

東村山市立東村山第一中学校
所在地:東京都東村山市富士見町1-5-2
電話番号:042-391-9111
URL:http://higashimurayama.ed.jp/e16-higashimurayama1/

東村山市立東村山第一中学校インタビュー
所在地:東京都東村山市富士見町1-5-2 
電話番号:042-391-9111
http://higashimurayama.ed.jp/e16-higashi..

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