西東京市立碧山小学校 小林克彦校長先生 インタビュー

50年以上の歴史をもつ、地域に見守られた小学校/西東京市立碧山小学校 校長 小林克彦先生

1963(昭和38)年4月に創立した「西東京市立碧山小学校」。2013(平成25)年には創立50周年を迎えている。全面芝生化の校庭を擁し、縦割り班で食事をする行事もそこで開かれる。今回はそんな「西東京市立碧山小学校」を訪れ、校長の小林克彦先生に学校の概要と東伏見の街の魅力についてお話をうかがった。

半世紀以上の歴史を重ねて

校舎外観
校舎外観

――まずは、校名の由来と学校の特徴から聞かせてください。

小林校長:「西東京市立碧山小学校」の“碧山”は、中国・唐時代に活躍した詩人、李白の詩から採られました。名付け親は、当時の保谷市長である原田彰俊さんです。本校の特徴は、やはり市内で初めて全面芝生化された校庭です。現在は育成中のため生徒たちが立ち入れない状態がつづいていますが、もうすぐ存分に走り回れるようになります。校庭以外では、開閉式多目的ホールのあるモダンな校舎も特徴的だと思います。

開閉式多目的ホールのあるモダンな校舎
開閉式多目的ホールのあるモダンな校舎

――「西東京市立碧山小学校」に通う子どもたちの印象はいかがですか?

小林校長:全体的に落ち着いているといった印象ですね。先生の言葉をしっかり聞くという素直さも持ち合わせています。私にとって初めての経験で感動した事がありまして、「熊本地震」の被災者に義援金を送りたいという意見が子どもたちから挙がってきました。子どもたちのそうした気持ちに加え、主体的に行動しようとする姿を見て、とても嬉しかったのを覚えています。

教室
教室

――校内にビオトープがあるそうですが、どのように活用しているのですか?

小林校長:「総合的な学習の時間」などを利用して、自然や生き物との関わり方を学んでいます。ビオトープでは、教科書では学べないことを学ぶことができます。ちなみにビオトープの管理・維持をしているのは、環境委員の子どもたちです。

校内には子どもたちが維持管理するビオトープがある
校内には子どもたちが維持管理するビオトープがある

――子どもたちの「探究活動」に力を入れているそうですね。

小林校長:一番の目的は、子どもたちの思考力・判断力を伸ばすこと。過去の例として、市場に出回らない地元の「保谷梨」について農家の方を招いて勉強しました。そこからの繋がりで、地元の洋菓子店が「保谷梨」を使ったスイーツを商品化してくるなど、地域を巻き込んでの活動になりました。どの教材を選ぶかは、教員の腕の見せ所ですね。

優秀な成績を納めている吹奏楽部
優秀な成績を納めている吹奏楽部

――吹奏楽部が活発に活動されているそうですね。

小林校長:2016(平成28)年9月には、「東日本学校吹奏楽大会予選」で銀賞を獲りました。外部から招いた先生に指導していただいていますが、普段は子どもたちが主体で練習しています。楽器の購入やメンテナンスなど課題もありますが、事務員さんや保護者の方々に支えられて子どもたちは頑張っています。

地域・保護者との連携

市内で初めて全面芝生化された校庭
市内で初めて全面芝生化された校庭

――地域との交流が盛んと伺っています。少し具体的に聞かせていただけますか?

小林校長:「東京都立保谷高校」吹奏楽部のOB・OGが、指導だけでなくアンサンブルもしてくれます。また、街の祭りがあるときなどは、“演奏してほしい”と声を掛けていただくこともあります。それと「早稲田大学」の東伏見キャンパスが近いこともあって、大学生が野球教室を開いてくれたり、ティーボール大会に参加してくれたりといった交流もあります。地域の方々が主催する「ミニミニ運動会」や、伝統文化の継承という意味で茶道を教えていただくこともあります。

――保護者との連携についてはいかがでしょうか。

小林校長:協力的な方が多いので、学校としては本当にありがたく思っています。2014(平成26)年に発足した「おやじの会」主導で、カレーをつくって学校に泊まるイベントが開かれました。また「おやじの会」は、運動会でパトロール役を担ってくれました。揃いのTシャツを着て歩かれる姿は、とても頼もしかったですね。

笑顔で取材に答える小林克彦校長
笑顔で取材に答える小林克彦校長

住みよい街、東伏見

――東伏見エリアの印象について聞かせてください。

小林校長:閑静な住宅街が広がる落ち着いた環境だと思います。本校に関して言えば、西武新宿線「東伏見」駅と西武池袋線「保谷」駅の中間地点にあるので、都心にアクセスするにも便利です。住宅の建設も進んでいるようですから、これからさらに人口は増えるでしょう。両駅の商店会が元気なので、人と人との繋がりをより実感できる街ではないかと思います。

――子どもたちには、どのような大人になってほしいですか?

小林校長:世界に貢献したり、様々な分野で活躍してほしいという気持ちはありますが、その前提として“幸せ”になってもらいたいですね。人生には辛いこともありますが、それを乗り越えて、人生を謳歌してくれたらなと思っています。

碧山小学校
碧山小学校

西東京市立碧山小学校

校長 小林克彦先生
所在地 :西東京市中町5-11-4
TEL :042-422-4521
URL:http://www.nishitokyo.ed.jp/e-hekizan/
※この情報は2016(平成28)年11月時点のものです。