八重洲エリアで予定されている再開発計画特集

現在中央区では、東京オリンピックを前後して様々な再開発が計画されており、今後ますます発展していくことが予想されています。特に、「東京」駅の八重洲口付近では「八重洲二丁目中地区」「八重洲二丁目北地区」「東京駅前八重洲一丁目東地区」の3つの再開発が進行中で、200メートル超の高層ビルやバスターミナル、ショッピング施設などが整備される予定です。今回は、注目されるその3つの再開発計画について紹介しましょう。

■八重洲二丁目北地区市街地再開発事業

2017(平成29)年4月に「八重洲二丁目北地区市街地再開発組合」の設立が東京都から認可されました。同組合はJR「東京」駅八重洲口前において地上45階、地下4階、高さ約240メートル、約287,200平方メートルの複合ビル(A-1街区)と地上7階、地下2階、高さ約41メートル、約5,860平方メートルのビル(A-2街区)を建設します。総事業費は2398億円で2018(平成30)年11月着工、2022年8月竣工予定。事業協力者として三井不動産が参画しています。

「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」の位置および配置図
「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」の位置および配置図

A-1街区に建設される地上44階、地下4階、高さ約245mの複合ビルは基本的にはオフィスビルですが、地下にバスターミナル、低層部が店舗となり、そして同事業地に現在ある城東小学校の新校舎も入ります。そして高層部はホテルといった構成になります。A-2街区は1階に店舗、2、3階に子育て支援施設、4~6階がオフィスフロア、そして7階が住宅となります。

「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」完成予想図及び図面図
「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」完成予想図及び図面図

■八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業

「東京」駅八重洲口駅前に面し、業務・商業集積地として非常に高いポテンシャルを有する地区でありながら、これまで敷地の細分化や建物の老朽化が進んでおり、防災性が低下するなどしていた該当地区。都市再生特別地区を活用した市街地再開発事業により、国際都市東京の玄関口にふさわしい交通結節機能の強化と国際競争力強化に資する都市機能導入を図るとともに、高度な防災機能・環境性能を確保することによって立地の有効利用を目指します。

「八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業」位置図
「八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業」位置図

A地区には、延べ面積約12,000平方メートル、B地区には延べ面積約228,000平方メートルのビルが建設され、事務所、店舗、カンファレンス、医療施設、バスターミナル、駐車場等の機能を備えた公共施設が誕生する予定です。

「八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業」の完成予想パース
「八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業」の完成予想パース

■都市再生特別地区(八重洲二丁目中地区)都市計画

八現在は八重洲ブックセンターや八重洲三井ビル、ヒューリック京橋ビルなどが建っているこのエリアでは、区域面積約2.2ヘクタール、地上46階地下4階、高さ260メートルの大規模開発が予定されています。

「都市再生特別地区(八重洲二丁目中地区)都市計画」の位置図
「都市再生特別地区(八重洲二丁目中地区)都市計画」の位置図

事業概要としては、「東京駅前の交通結節機能の強化」としての国際空港と地方都市を結ぶ大規模バスターミナルの整備や、「東京」駅と周辺市街地を結ぶ歩行者ネットワークの向上を目的に、八重洲地下街で「東京」駅に直結、さらに、京橋エドグラン側から「京橋」駅にも直結されます。また、「東京」駅と「京橋」駅を結ぶ地下ルートもできることになります。

 

「都市再生特別地区(八重洲二丁目中地区)都市計画」概要
「都市再生特別地区(八重洲二丁目中地区)都市計画」概要

また「国際競争力を高める都市機能の導入」として、インターナショナルスクールの誘致や外国人の多様なニーズに対応した滞在機能の整備(サービスアパートメントの設置)、エリアマネジメントの実施によるまちの魅力・活力の向上、「環境負荷低減と防災対応力強化」を狙いとした、コージェネレーションシステムの導入や、八重洲一丁目地区の地域冷暖房施設とのネットワーク化により環境負荷を低減させる計画もされています。

完成後は都内の交通アクセスやショッピングの拠点としての地位を確立しそうです。