みふじ幼稚園 遊佐園長先生 インタビュー

「国立」駅の北側で60年以上にわたって地域の子供たちを育てる「みふじ幼稚園」

JR「国立」駅の北口を出て徒歩5分ほど。閑静な住宅地が始まる辺りにある「みふじ幼稚園」は、前身となる保育園の創設が1949(昭和24)年という、この地域でも指折りの歴史を持つ幼稚園であり、国分寺市内はもちろん、国立市や府中市の一部からも、園バスを使い多くの子どもたちが通っている。今回はこの園の創設者を祖父母に持ち、3代目園長として活躍されている遊佐昌憲先生を訪ね、園の特徴と地域の魅力についてお話を伺った。

「みふじ幼稚園」
「みふじ幼稚園」

親子三代でこの街の子どもたちを見守る

――創立60年以上の歴史があるそうですが、園の沿革と概要について教えてください。

遊佐先生:園の創立は1949(昭和24)年で、最初は「国分寺保育園」という保育園から始まりました。7年後の1956(昭和31)年に幼稚園としての認可を受け、その時に「みふじ幼稚園」という名前が付けられました。この場所からきれいに富士山が見えることが名前の由来となっているそうです。私の祖父母が設立した園でして、地域の子どもたちに、心身ともに健やかに成長してほしい、という思いから始めたということを聞いています。

現在は全学年で9クラスありまして、年少、年中、年長がそれぞれ3クラスです。全体の生徒数は270名ぐらいです。

園長の遊佐先生
園長の遊佐先生

――教育において重視していること、大切にしていらっしゃることありますか。

遊佐先生:何かを特別に重視している、ということはありませんが、体操面、音楽面、芸術面という3つの分野について、バランスよく力をつけられるように心がけながら、日々保育をしております。

体操については週に1回、体操の先生に指導をしていただいています。音楽については、年中組からピアニカ(鍵盤ハーモニカ)に取り組みますし、年少組の子どもたちもカスタネットなどを使ってリズムに乗って遊んで、音楽に親しんでいます。もちろん、歌も積極的にやっています。芸術面では絵を描いたり、何かを製作をしたり、という機会をできるだけ多く設けています。

体操、音楽、芸術の3分野で力をつけられるような保育
体操、音楽、芸術の3分野で力をつけられるような保育

また、縦割り保育についても積極的に取り組んでいます。普段は年齢ごとのクラスで生活していますが、定期的に年齢の違った子どもたちでクラスを作って、お互いに教えたり学んだりしています。そうすると子どもたちは、お兄さんお姉さんへの尊敬の気持ちや、年下の子どもたちに優しくする気持ちが生まれ、思いやりの気持ちを育むことができます。これは1学期の間にだいたい3~4回ほど行っています。

大型遊具で遊ぶことで、体も心も大きく成長していく

大きな遊具で遊ぶ子どもたち
大きな遊具で遊ぶ子どもたち

――大きな遊具が人気のようが、他にも施設に特徴的なものはありますか。

遊佐先生:園庭に設置しているのはオーストラリア製の、全長26メートルという大型の総合遊具です。これは約15年くらい前に造ったもので、登ったり、降りたり、滑ったりと、色々な遊び方ができる遊具はないだろうか、と世界中の遊具を吟味しまして、最終的にこのオーストラリア製のものに決めました。

昨年の1月には正門の近くに新しい遊具を置きましたが、この遊具にはウォールクライミングができる壁が付いています。東京オリンピックの種目にも選ばれ最近何かと話題ですが、私自身も前々から興味を持っていて、この運動を通じて子どもたちに握力をつけてもらいたいとずっと思っていました。それが昨年、ようやく実現したものです。これはスウェーデン製の遊具で、秋には砂場の周りも少し改良し、こちらでもウォールクライミングができるようになりました。

クライミングウォールができる壁
クライミングウォールができる壁

園舎については生徒数に合わせて増築を繰り返してきたもので、一番古いところは1949(昭和24)年当時のものもあります。しかし、すべて耐震補強工事は済んでいますし、各部屋にエアコン導入していますので、古さは感じさせないと思います。むしろ木造の建物で、子どもたちが触れる壁や床も木でできていますから、温かみが感じられる建物になっていると思います。

自然とのふれあいや課外活動など学びの機会を大切に

様々な行事、園外活動を実施
様々な行事、園外活動を実施

――代表的な行事や園外活動について教えてください。

遊佐先生:まず5月に「どうぶつむら」という行事がありまして、この日には沢山の動物たちが幼稚園にやって来ます。この1日は動物たちとたっぷり触れ合って、子どもたちに命の大切さを感じてもらいたいと思い、行っている行事です。

珍しいものでは、6月の「うめもぎ」という行事では園庭にある2本の大きな梅の木から子どもたちが梅を落とし、加工して梅ジュースを作ります。梅は多い年だと2000個ほど採れますので、誕生会の時などに作ったジュースをみんなで飲んでいます。

7月になると、年長組が富士山に「おとまり保育」に出かけます。山麓で泊まるだけで山には登りませんが、昼間はゲームをしたり、スイカ割りをしたり、夜はキャンプファイヤーをしたりして、1泊2日で楽しく過ごします。

ほかに行事と言えば、運動会、お遊戯会などが大きなものでしょうか。あとは、「おいもほり」や「おいもパーティー」、「おみせやさんごっこ」、「もちつき大会」、作品展なども毎年の恒例行事です。園バスに乗って、ちょっと離れた公園に遠足に行くこともあります。

――保育時間外に行っている課外教室も充実していますね。

遊佐先生:これは子どもたちに、色々なものに興味を持ってもらいたいと思い、取り入れているものです。幼稚園が終わった後に、希望者が参加できるようになっています。

体を動かすことが好きな子どもたちには、体操、サッカー、剣道などが人気です。女の子はダンスやバレエに参加している子も多いです。音楽が好きな子どもたちにはピアノ、絵を描くのが好きな子どもたちには絵画教室も人気です。このほかヒップホップや英会話の教室もあります。

「みふじ幼稚園」のユーモラスな看板
「みふじ幼稚園」のユーモラスな看板

これはすべて外部の講師の方に来ていただいていますので、幼稚園とは別料金となっていますが、沢山の子どもたちが参加しています。

歴史ある学園都市で、頼れる子育ての拠点

木のぬくもり溢れる園舎
木のぬくもり溢れる園舎

――延長保育やプレスクールについて教えてください。

遊佐先生:延長保育は18時まで行っていまして、だいたい生徒全体の1割くらい、毎日20名から30名くらいが利用しています。朝も7時半から開園していますし、春休み、夏休み、冬休みにも行っていますので、フルタイムで働いている方でも、気軽にご相談いただければと思います。

プレスクールは2歳児を対象に毎週1回開催しているもので、外部の先生に来ていただいて、歌を歌ったり、絵を描いたりということをやっています。翌年に入園する子どもたちが、幼稚園に入ってからスムーズに集団になじめるようになることが主な目的です。

子どもたちの賑やかな声がたえない
子どもたちの賑やかな声がたえない

――他園と比べて特に特徴的である、変わっていると言われる部分はありますか。

遊佐先生:毎年、沢山の保護者の方が幼稚園の見学に来られていますが、まず皆さん、充実した遊具には驚かれますね。登ったり、降りたり、走ったり、色々な遊び方ができるので、そこを決め手に選ばれる方は多いようです。

遊具やクライミングウォール以外にも、三輪車、鉄棒、砂場などもありますから、遊びが多彩なことは特徴だと思います。クライミングウォールがある幼稚園は、なかなか無いと思います。

砂場にもクライミングウォールが設置されている
砂場にもクライミングウォールが設置されている

――最後に、「国立」駅の北側周辺について、子育て環境としての魅力を教えてください。

遊佐先生:この辺りは住宅地ですので、まず、静かで落ち着いた環境が特長だと思います。「国立」駅周辺に関しても、再開発でお店が増え、「nonowa国立」という駅付帯の施設もできたので、買い物の面でも非常に便利になりました。周りには沢山の公園があり、緑も多く、学校が多い地域ですから開発も制限されていて、とても治安がいいです。色々な学校がありますから、進学先にも困らないと思います。

遊佐昌憲先生
遊佐昌憲先生

学校法人みふじひかりの丘学園 みふじ幼稚園

理事長・園長 遊佐 昌憲(ゆさ まさのり)先生
所在地:東京都国分寺市光町1-5-2
TEL:042-572-0147
URL:http://www.mifuji-k.ed.jp/
※この情報は2017(平成29)年3月時点のものです。