大きく変化する日本橋

日本橋界隈はこの5年間ほどで着実に変化を遂げている。そのため、しばらく日本橋に足を踏み入れていなかった人は一様に「へえ~、こんなのが出来たんだ。」と驚くようだ。そのため今回は、さま変わりしつつある同エリアの現状を追ってみたいと思う。

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日本橋の再開発で最初に登場したのが、2004年オープンの「COREDO日本橋」である。COREDO(コレド)とは、英語で「核」を意味する「CORE」と「EDO(江戸)」を組み合わせた造語。こちらには、「全国へと通ずる五街道の起点であり、江戸・東京の商業中心地として栄えてきた歴史・伝統豊かな日本橋が、東京の商業の「核」として中心的な役割を果たすように」という想いがこめられ、この地に誕生したのだとか。
館内の地下1階から地上4階までは、衣・食・住・遊をカバーするショッピング施設だ。そして5階には金融工学を専門とする早稲田大学の大学院、6階以上のオフィスフロアにはメリルリンチ日本証券本社等が入居しており、ファイナンシャルセンターとしての日本橋の顔がうかがえる。最上階ではアネックスのレストラン・バーが深夜まで営業しており、都心の隠れ家的存在としてビジネスマンを中心にして人気が高い。

 

翌年の2005年には「トルナーレ日本橋浜町」がオープン。この周囲には無かった「快適に住む・働く・集う」ことのできる施設であり、オフィスや高層住宅・スーパー・飲食店が入居する。休日には、オープンスペースでフリーマーケットが行われ、新しい賑わいを作り出したと評判のスポットだ。

また、その近隣の「日本橋人形町一丁目地区」にも開発の兆しが。
こちらはバブル経済期の土地取引の名残から青空駐車場や空きビルが目立つ街区も見られ、好立地でありながらも土地が有効利用されていないと言われてきたが、最近になって「日本橋人形町一丁目地区第一種市街地再開発事業(東京都中央区)」がスタート。新しい街へと変貌を遂げようとしている。

そのほか、小泉前首相の「日本橋という昔からの名所の上に高速道路が走っており、景観が良くない。川のたもとで散歩を楽しめるようにすべきだ」という発言からはじまった日本橋の上を走る首都高速道路の移設問題でも、日本橋周辺は注目されている。
移設が実現すれば、下を流れる日本橋川の川面が陽光に輝くことになるため、再開発を進めている周辺の地元企業や商店主らは大喜びで、老朽化した首都高の地下化などの検討案をあげているという。撤去にかかる事業費は3,000億~6,500億円とも言われ、解決しなければならない問題は山積みだが、成功すれば景観を重視した街づくりのモデルケースになるかもしれない大プロジェクト。ぜひ、すっきりとした「日本橋」を眺めてみたいものだ。

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