つきじ治作

1931（昭和6）年に本多次作が創業した会席料理店「つきじ治作」。堂々たる門の奥には三菱財閥創始者・岩崎弥太郎の旧別邸が広がり、どの部屋からも800坪の池泉座視式庭園を眺めながら食事を楽しむことができる。名物は、福岡出身の創業者が地元の料理を東京に伝えたいと始めた鶏の水たき。曰く、「複数人が作れば味に変化が生まれる」とたった一人の料理人にのみ作らせ、現在も「水たき番」と呼ばれる専任の料理人によって、その味を守り続けている。玄関脇に置かれた「吃驚土瓶（びっくりどびん）」は、創業当時に土瓶で水たきを給していたことに由来するもので、店のシンボルだ。

つきじ治作
所在地：東京都中央区明石町14-19 
電話番号：03-3541-2391
営業時間：11:00～16:00、17:00～22:00（土曜日は11:00～22:00、日曜日、祝日は11:00～18:00）
定休日 : 不定休
https://www.jisaku.co.jp/